このブログを開始した目的のひとつは、WEBコミック「魔界の配達屋」さんの電子書籍版プロモーションです。
「魔界の配達屋さん」は、LINEマンガ等のWEBコミックサイトで公開した12Pの読切作品です魔界で配達屋さんをしている悪魔娘ランセが主人公のファンタジーギャグコミックです。
この作品のKindle版を制作したいと思います。
他店販売も考えていますが、一旦データを作れば後からサイズ等を変更するだけなので、とりあえず最初に販売をするお店を決めておくと、作業しやすいと思います。
電子書籍化の制作の様子も、積極的に更新していきます。
それでは電子書籍を作るおおまかな手順やスケジュールを書いていこうと思います。
ヒザキトモコ流!Kindle向け電子書籍の作り方
WEBコミックは12Pの読切です。
Kindleストアでは99円で販売する予定ですが、これだけだと寂しいので、描き下ろしの表紙とおまけページを加えます。
全部で20P前後になるようにしたいと考えています。99円にするのは、反応が一番いいのがその価格だからです。
1度だけ200円で販売したことがあったのですが、全く売れませんでした…。
ページ数が100Pを超えるような本なら話はまた別ですが、10〜30Pくらいの漫画の場合、99円の方が購入されやすいと思います。
表紙イラストの線画です。
おまけページは購入者の方だけ読めるようにしたいので、そちらの作業の様子は非公開でにしようと思います。
まずは、表紙の色塗りと、おまけページの制作を進めていきます。
kindle書籍制作のおおまかな制作の流れを説明すると、漫画原稿をkindle用にリサイズして、Kindle Comic Creatorというアプリで変換します。
本の販売の際には、Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングに登録をします。
これらの作業については、原稿が全て完成した際に、改めて詳しく書きたいと思うので、今回は原稿の制作方法を書きたいと思います。
Kindle用の電子書籍解像度について
私の場合は、基本印刷を想定した解像度で制作しているので、カラー350dpi / モノクロ600dpiです。これは、同人誌制作をしていた時の名残と、お仕事で制作する時はだいたいこの解像度なので統一した方が作業が楽だからという理由でそうしています。
印刷する予定がない場合はもっと低い解像度で問題ありません。
モノクロ原稿の解像度は、電子書籍では600dpiも必要ないことが多いので、後でPhotoshopで300dpiに下げています。(販売形式によって必要な解像度が違うことが多いので、そのサイトの入稿方法を確認してみてください。)
原稿の制作はCLIP STUDIO PAINTとPhotoshopを使用しています。
モノクロ原稿の制作や、線画の制作にCLIP STUDIO PAINT、カラー原稿の制作や仕上げにPhotoshopを使っています。
印刷サイズで制作をしない場合は、フリーソフトでも代用出来るので、特別このソフトを使わなければいけないといったことはありません。自分にあったものを使って制作するのが一番良いと思います。
画像のサイズは1600×2560推奨
画像の大きさは、kindle端末によって違うようなのですが、私は800×1280で制作しています。最新の端末であるKindle Fire HDX 8.9は高画質の1600×2560とのことなのですが、今の所、自分の持っている端末で問題なく綺麗に表示されているので、高画質に合わせた方がいいのかは正直迷っています。この辺りは今後の端末の普及など、様子を見て決めていきたいと思っています。今後も端末の高画質化は進むと思うので、最新情報をチェックしておくといいと思います。
注意する点は、表紙画像と本文ではサイズが違っていることです。
表紙に関するガイドラインは以下のページに記載されています。
Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング: Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ
寸法
表紙画像のサイズに推奨される縦横比は 8:5 (1.6 倍) です。次のように調整してください。 • 短辺を 625 ピクセル以上、長辺を 1,000 ピクセル以上にします。 • 画像の品質を最高にする場合は、長辺を 2,560 ピクセルにします。
重要: 長辺が 10,000 ピクセルを超える画像はサポートされていません。
サイズ
表紙画像のサイズは 50 MB 未満でなければなりません。使用しているファイル形式が圧縮に対応している場合でも、可能な限り圧縮は避けてください (たとえば、TIFF でも圧縮をしないでください)。ファイルは 72 dpi で保存してください。
原稿を制作する際には、実際に使うサイズよりも大きめに制作して、縮小した方が綺麗になるので、印刷サイズで制作しない場合でも、規定のサイズよりも大きく制作した方がいいです。
以上、原稿の制作環境について書かせていただきました。
登録に関することは、実際に完成原稿を登録する際に、改めて書きたいと思います。