Kindle版「魔界の配達屋」さん【11月24日】発売です!現在予約受付中。→Kindleストア
こんにちは!陽崎杜萌子(ヒザキトモコ@hizakitomoko)です。
Kindleストアで発売予定の「魔界の配達屋さん」ですが、他の電子書籍ストアで販売する、マルチストア展開も考えています。ストアによっては、登録にepubファイルが必要な場合もあるので、今回はepubファイルの作成について書かせていただこうと思います。
以前にKindle販売用のmobiファイルの作り方を記事にしましたが、epubファイルもKindleダイレクト・パブリッシングの登録に使うことができます。複数ストアでの販売を考えていて、ファイル制作を一回で済ませたい場合には、先にepubファイルを作っておけば手間を省くこともできます。
epubの作成方法はいろいろありますが、私が漫画の制作に使っている「CLIP STUDIO PAINT EX 」にepub出力の機能が搭載されているということなので、今回はこちらを使ってデータを作成してみます。
原稿の準備をしよう
まずはepub化する原稿を用意します。CLIP STUDIO PAINTで全ての作業を完結させている方は、作品ファイルをそのまま開くだけなので簡単です。私の場合は、最終データがPhotoshopで保存してあるので、同じサイズの白紙ファイルを用意して、そこに読み込むことにしました。
比較的サイズの大きいデータなので、一枚一枚貼付けました。ちょっと面倒ですが、仕方ありません。(PCスペックに余裕がある方は、一括読み込みをすれば簡単に終わると思います。)
とっても簡単!書き出し作業
次にepubに書き出す作業です。手順は以下の通りです。
ファイル→複数ページ書き出し→EPUBデータ出力
EPUBデータ出力設定という項目で、データサイズ等が決められます。特に変更する部分もなかったのでデフォルトの設定のままにしました。
データ出力を選択すると、書籍のタイトル、著者名などの入力画面が出てくるので入力します。それが完了すると出力が始まります。
データ出力には時間がかかるのかと思いましたが、あっという間に終りました。作業が行われているページの背景色が変わるため、どこまで進んでいるのかも一目瞭然でストレスが全くありません。
データの確認をしよう
最後に出力されたデータの場所の案内が出てくるので、それに従ってデータを確認します。epubが出力されたら、ちゃんと表示されるかを確認してみます。
PCでepubのデータを確認する方法はいくつかあります。電子書籍情報まとめノートさんの下記のページに主なリーダーがまとめられています。
私の場合は自分の環境にちょうどいいリーダーがみつからなかったので、ファイルをiPadに転送して直接確かめてみることにしました。
出力の際に設定する項目が少なかったので、原稿の余白部分がどうなっているか、ちゃんと右開きになっているかなど、不安な部分がありましたが、実際にiPadのアプリで確認した所、問題なく綺麗に表示されていました!
以上が、CLIP STUDIO PAINT EXでのepub制作レポートでした。思ったよりも、非常に簡単でしたので、CLIP STUDIO PAINT EXをお持ちの方は、試してみてはいかがでしょうか。
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