電子書籍「魔界の配達屋さん」販売中です!→Kindleストア →BOOK☆WALKER
こんにちは!陽崎杜萌子(ヒザキトモコ@hizakitomoko)です。
今回は株式会社KADOKAWA直営の電子書籍ストア「BOOK ☆WALKER」で、個人出版の本を販売する方法について書かせていただきたいと思います。
KADOKAWAは漫画やラノベに強い出版社ですので、BOOK☆WALKERにも多くの漫画が並んでいます。漫画好きの利用者も多いと思いますし、漫画やラノベを書いている方には興味のあるストアではないでしょうか。
「BOOK☆WALKER」には「BWインディーズ」という個人出版のシステムが用意されています。「BOOK ☆WALKER」ストア内には「BWインディーズ」という専門フロアがあり、こちらから個人出版の本を見る事ができます。もちろん、BOOK☆WALKERの他の本と同じように検索やランキングにもちゃんと表示されます。
実はこのBWインディーズには2種類の登録方法があります。しかし、一見しただけでは違いがわかりにくいので、今回はそれぞれの登録方法の違いや特徴を中心に書いていきたいと思います。(登録方法がやや複雑なため、今回の記事は2回にわけてお届けします。)
登録方法は二通り
BWインディーズを利用する時に気をつけたいのが、本を販売するルートが二通りあることです。検索するとBWインディーズへ登録するためのページが2種類出てくると思います。一見どちらでも同じようにみえますが、実際は全く別々のシステムです。どのように違うのかを説明していきたいと思います。
BWインディーズ 著者センターを利用する
まずBWインディーズに直接登録する方法として「BWインディーズ 著者センター」があります。これは、Kindleダイレクトパブリッシングや、楽天koboライティングライフのようなもので、BOOK☆WALKERで本を販売するために用意されたシステムです。登録をすれば無料でBOOK☆WALKERで本を販売することができます。
販売に必要なものはEPUBファイル。ロイヤルティは販売額の50%です。振込は毎月末締め、翌々月末払いで1円からでも振り込まれます。販売レポートは前日までのデータを確認することができます。
私はこちらを利用して本を登録しました。「著者センター」の詳しい利用方法や使ってみた感想については、次回の記事で改めて書かせていただきたいと思います。
「BCCKS」を経由する
もうひとつの登録方法が電子書籍作成サービス「BCCKS」を経由する方法です。「BWインディーズ」で検索したときに下記のページが出てくると思います。
パッとみった印象、「BWインディーズ 著者センター」と同じ内容の別デザインのページと勘違いしてしまいそうなのですが、全く別のシステムになっています。
こちらのページは、BOOK☆WALKERのIDを使って「BCCKS」という電子書籍作成サービスに登録する方法の案内になっています。すなわち、「BWインディーズ」へ直接登録するのではなく、「BCCKS」を経由して本を出版するという形になります。
「著者センター」から出版するのと違う点を下記にまとめました。
- ストア配本に1回540円(税込)かかる。
- Amazon Kindle、楽天kobo、iBooks等の他のストアにも配本することが可能。
- BCCKSのエディタでEPUBが自動生成される。
- 売上を確認できるのは前々月までのデータ
- 振込は報告月の翌々月末。金額は5000円から。
このように「著者センター」から出版するのとは、だいぶ違うシステムになっています。
「BWインディーズ」で検索すると、両方のページが出てきて迷ってしまうと思いますが、内容は全く別なのでご注意下さい。
「BCCKS」経由の出版の利点は、「BOOK☆WALKER」だけではなく他のストアにもまとめて配本できることではないでしょうか。また、EPUBも自動生成されるので、自分で作るのが難しいという方も安心して登録できると思います。
「著者センター」と「BCCKS」どちらを利用するのがいいかは、人それぞれケースによって違ってくると思うので、それぞれの特徴をじっくり確認した上で検討してみてください。
それでは、次回は私が実際に登録してみた「著者センター」について詳しく書いてみたいと思います!
「魔界の配達屋さん」「BOOK☆WALKER」にて販売中です!