ヒザキトモコのモコモコ

イラストレーター・マンガ家の陽崎杜萌子(ヒザキトモコ)がマンガや電子書籍の話をしますよ

インディーズ本でも参加できる、電子書籍ストアキャンペーンの事例まとめ

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描き下ろし電子書籍コミック「餅を斬れ!」販売中です!→Kindleストア

こんにちは、陽崎杜萌子(ヒザキトモコ@hizakitomoko)です。

お餅マンガ企画参加作品「餅を斬れ!」おかげさまで、沢山の方にダウンロードしていただいております。購入してくださった皆様、本当にありがとうございました!

他の参加作品も続々ランキング上位に入ってきているようです!私の作品は「少年コミック」という競争率の高いカテゴリだったので、最高位は(おそらく)190位台くらいだったのですが、多くの商業作品が並ぶ中、これまでに比べれば驚くほど高い順位です!ありがとうございます!

さて今回は最近、電子書籍販売に興味のある作家さんの間で話題になっている、電子書籍ストアのキャンペーン利用についての記事です。

この話題についてインディーズ作品には関係のない話では?という意見をちらほら見かけましたので、私が知っているインディーズ作品でも参加できるキャンペーンの事例について書いてみたいと思います。

 電子書籍のキャンペーンの利用について

今回の記事を書こうと思ったきっかけはKindle電子書籍の情報サイト「きんどるどうでしょう」に掲載された佐藤秀峰先生の書かれたこちらの記事です。

kindou.info

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実例を交えて電子書籍ストアのキャンペーンを積極的に利用することによって売上が増えた事と、漫画家さんへのキャンペーンの積極的な利用への提案が書かれています。電子書籍を販売している作家さんにとっては、非常に興味深い内容となっていると思います。

この記事を受けて管理人のきんどうさんもいろいろな作家さんの取り組みの事例を上げて私見をまとめられています。

kindou.info

具体的な事例が紹介されているので、説得力がありますし、電子書籍ストアのキャンペーンが売上を増やすのに有効なのは間違いないでしょう。

しかし、これらの記事に対して「インディーズ作品(作家)は関係のない話では?」という意見をいくつか見かけました。

確かにストアがキャンペーンの対象にする作品は基本的にすでにヒットしている作品がほとんどですし、インディーズ作家がストアにキャンペーンを提案してもまともに取り合ってもらえることはまずないでしょう。

しかし、電子書籍ストアの中には、インディーズ作品向けのキャンペーンを行っている所もあります。そういったキャンペーンの事例について、紹介していきたいと思います。

BOOK☆WALKERのキャッシュバックキャンペーン

bookwalker.jp

BOOK☆WALKERで現在行われている、キャンペーンです。期間は2016年1月8日(金) 0:00~1月14日(木) 9:59までとなっています。インディーズ作品を1000円以上購入するとBOOK☆WALKER専用WebMoney500円分がキャッシュバックされます。

BWインディーズの作品は申請しなくても自動的に対象になります。

今まで即売会などで紙の本として売られてきた個人出版の本も、時代の流れからSNS電子書籍ストアで配信されるようになってきました。「BWインディー ズ」はそんな個人出版作品を応援するために始まった、BOOK☆WALKERの新しいサービスです。現在、約700点の作品を配信中。個人出版には商業出 版に劣らない優れた作品や、商業にはないユニークな作品があり、価格もお求めやすくなっています。この機会にぜひ、新しい作品と出会ってみてください。

 上記にあるように、インディーズ作品を応援するために行われているキャンペーンのようです。BOOK☆WALKERはインディーズ作品を積極的に応援するスタンスのようですので、おそらく今後もインディーズ作品を対象にしたキャンペーンが行われるのではないかと思います。

BWインディーズで本を販売する方法についての記事はこちら。

hizakitomoko.hatenablog.com

hizakitomoko.hatenablog.com

同人DLサイトの大々的な割引キャンペーン

大手の同人DLサイトでも大掛かりなキャンペーンが行われています。

同人半額キャンペーン | DLsite

DLsite.comが毎年行っている半額キャンペーンです。期間は2016年12月15日(火) ~2月2日(火) 正午までとなっています。作品の申請作業が必要です。低価格作品は対象外。以前は申請数に上限がありましたが、現在は撤廃されています。申請数の撤廃など、今年は規模を拡大して行われていることから、おそらく効果の高いキャンペーンでなのではないかと思います。

デジケおとしだまフェア2016 | DiGiket | 同人ダウンロードショップ

Digiket.comの行っている割引キャンペーンです。期間は2016年2月8日までとなっています。申請することで参加ができて、値引率を33〜90%の間で選べます。低価格作品も参加可能。こちらも今回から申し込み作品数の上限が撤廃されました。

どちらのキャンペーンも毎年長い期間を取って、大掛かりに行われています。同人DLショップは作品数が多い分、過去作品が埋もれやすいのですが、こういったキャンペーンを利用すれば過去作品も注目を浴びるきっかけになると思います。

同人DLサイトで電子書籍を販売する方法の記事はこちら。

hizakitomoko.hatenablog.com

餅マンガ企画も立派なキャンペーン!

このようにインディーズ作品を対象にしたキャンペーンもいくつか存在します。しかし、Kindleストアのような最大手では、こういったキャンペーンは今の所ありません。インディーズ作品でKindleストアでのキャンペーンに参加することはできないのでしょうか?

わたしは今回参加した「餅マンガ企画」のような自発的に行う企画も、電子書籍キャンペーンのひとつの形だと思います。実際、今回の企画に参加したことによって、普段とは違うユーザーの方達の目に触れる機会がグッと増えましたし。売上も一人で販売した時よりも大きく上回っています。

ストアがキャンペーンをしてくれるのを待つのではなく、こういった企画に参加したり、自分で企画を立てたりすることも、今後は重要になってくるのではないかと思います。餅マンガ企画はテーマを変えて今後も行われるので、今回参加出来なかった方も参加してみてはいかがでしょうか。

1月にお餅をテーマでマンガを書いていただければ、マンガ家さんが電子書籍で印税100万儲かるまで無料で働きます - きんどうりさいくる

以上、インディーズ作品でも参加できる電子書籍ストアのキャンペーンについてでした。参考になる部分があれば幸いです!

「餅を斬れ!」Kindleストアで販売中です!

餅を斬れ!

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