ヒザキトモコのモコモコ

イラストレーター・マンガ家の陽崎杜萌子(ヒザキトモコ)がマンガや電子書籍の話をしますよ

無料公開も有料販売も出来る!noteでマンガを公開する方法。

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noteで最新話を期間限定公開中の「リーフティア・アドベンチャー」の登場人物パティオさん。

こんにちは!イラストレーター・マンガ家の陽崎杜萌子(ヒザキトモコ@hizakitomoko)です。

今回は「note」というWEBサービスをご紹介したいと思います。

note.mu

作品の第一話を無料公開して2話以降を有料にしたり、キャンペーン期間だけ無料にしたり、そういった事をしたいと考えている作家さんは多いと思います。

しかし、マンガや小説を無料で公開できたり、販売できるサービスは多くありますが、両方を自由に切り替えて使えるサービスはあまりありません。

「note」では無料公開も有料販売も出来て、クリエイター側で自由に切り替えることが可能です。

私は現在「note」で「リーフティア・アドベンチャー」という漫画を公開しています。

こちらを例にして「note」の使い方を書いてみようと思います。

※2019/7/4追記
現在は上記の漫画はnoteでの公開はしていないので、別の漫画を例にした記事として一部書き換えています。記事の内容自体はそのままです。

 わたしの「note」の使い方

note」では会員登録をすると、文章・画像・音楽等のコンテンツを投稿することができます。投稿したコンテンツを「ノート」といい、複数のノートをまとめて「マガジン」を作成することが出来ます。「ノート」は無料で公開することも、有料にすることもできます。そして、「マガジン」も同様に有料販売をすることが可能です。

私の場合は、漫画、イラスト、お知らせ等の文章をノートとして投稿して、それをそれぞれ別々のマガジンにまとめています。

陽崎杜萌子 (hizakitomoko)|note

ノートの販売料金は100円〜10,000円の範囲から自由に設定できます。

私は漫画については基本的に有料販売を中心にしています。内容はkindleストアで販売している電子書籍と同じものです。

実際に私が販売しているノートの一例がこちらです。

note.mu

期間限定で無料公開をする

電子書籍用に漫画を書下ろす場合、販売が開始されるまで誰にも見られることがないので、描いている途中でモチベーションが下がってしまうこともあると思います。

そういった時に、漫画の更新期間だけ無料公開にして、完成後に有料に切り替えるという方法は、モチベーションを保つのに有効ではないかと思います。

現在、私はオリジナルコミック「リーフティア・アドベンチャー」の第7話と第8話を収録した「リーフティア Story Book Vol.04」というノートを無料公開にして更新しています。更新がすべて完了した後に有料販売に切り替える予定です。ノートではこういった使い方を行うことが出来ます。(※こちらの作品は現在はnoteでは公開していません。)

 

私が現在公開している無料コミックの一例です。

note.mu

また、すでに完成している作品を販売する場合でも、プロモーションとして無料公開したい時に、簡単に切り替えをすることが出来ます。

私は最新話を無料公開していますが、逆に第1話や第2話だけを無料にして、続きを読む時に有料にするといった使い方も出来ます。

マガジンを作ってみよう

noteでは複数のノートを集めて、マガジンを作成することができます。マガジンは無料・有料を選んで作成できます。有料のマガジンを購入すると、そこに収録されたノートを購入者はすべて読む事ができるようになります。

この機能を使えば、雑誌のようなコンテンツを作ることもできるのです。

また、追加されたコンテンツは追加料金なしでも観覧出来ます。

私はnoteで公開した漫画作品が全て読み放題になるマガジンを作成しています。

こちらを購入すると、ノート単品で漫画を揃えるよりもお得になるように設定しています。また、今後も新しい漫画を追加していく予定です。(※現在は公開終了しています。)

私が現在公開しているマガジンの一例です。

note.mu購入すると実質割引のまとめ買いになるようなマガジンを作成したりもできますし、追加コンテンツをどんどん更新していき、ファンクラブの会報のような使い方も出来ると思います。

クリエイターサポート機能も!

noteではさらにクリエイターの活動を応援するため、「クリエイターサポート機能」というもの用意されています。これはいわゆる「投げ銭」のシステムです。

クリエイター側がアカウント設定でこの機能をONにしている場合、誰でも応援したいクリエイターに送金することが出来るというシステムです。

 このように、「note」はクリエイターが活動しやすいようなシステムが多く用意されています。自由度が高い分、使い方を迷う人も多いと思ういますし、私もまだまだ模索中ですが、電子書籍を作りたいと考えている人にとって魅力のあるWEBサービスだと思います。

今回は主に有料販売の機能について書きましたが、もちろん無料公開の場としても使えるので、興味のある方はまずは作品の投稿から試してみてはいかがでしょうか。


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