ヒザキトモコのモコモコ

イラストレーター・マンガ家の陽崎杜萌子(ヒザキトモコ)がマンガや電子書籍の話をしますよ

電子書籍のマルチストア配信作業をスムーズに行うための攻略法!

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こんにちは、陽崎杜萌子(ヒザキトモコ@hizakitomoko)です。

お餅マンガ企画作品「餅を斬れ!」を引き続きKindleストアで販売中です。

現在この本のマルチストア配信の準備も進めており、すでにいくつかのストアでは配信が開始されました。(配信ストア情報は個人サイトのコミックのページで随時更新しています。)

今回は電子書籍のマルチストアへの配信について書いていきたいと思います。

マルチストア配信に興味があっても、データを複数用意したり、サイトごとに手続きが違ったりして、「面倒そう…」と思って、後回しにしている方は多いのではないでしょうか。私も以前は一カ所に配信した後は、作業の面倒さに気が進まず、しばらく時間をおいてから、空いた時間にちょっとづつ他店舗への配信作業を進めるということも多かったです。そのため、全てのストアに配信するのに一ヶ月くらいかかるようなこともありました。

しかし、それではいけないと思い、作業を効率化した所、今回は一週間以内に8箇所のストアへの配信作業を終えることができました!今回は、その方法について具体的に書いてみたいと思います。(私が扱っているのが「漫画」のため、画像データを中心とした電子書籍のお話になります。)

 最初に数パターンのデータを作っておこう!

まず始めに、この攻略方法はあくまで、私にとって効率が良い方法なので、他の人に当てはまらない事や、かえって効率が悪いこともあるかもしれない事をご了承下さい。また、各ストアへのアカウント登録は、済ませてある前提です。この記事を元に、自分なりに改良していったり、部分的に使える方法を取り入れたりしてもらえれば幸いです。

さて、本題に入りたいと思います。

マルチストア配信の攻略の鍵は、「使い回し」です。

同じデータを出来るだけ使い回すことで、無駄な手間を省くのがポイントです。

とはいえ、ストアごとに規格が違うし、使い回しできないから困ってるんじゃないか…と思う人もいるかと思います。全くその通りなのですが、しかし、よくよく調べてみると、データの規格は違っても、サムネイルや表紙のサイズが共通とか、画像データは自由なサイズとか、それぞれのストアに共通点があったりします。

その共通点を整理していけば、全部で何種類のデータが必要なのかがわかってきますし、思ったよりも必要なデータのパターンが多くないことに気づきます。

私の場合は8カ所のストアへの配信に3パターンのデータがあればOKということがわかりました。

具体的に説明していきます。

その1・原寸サイズPSD

まず必要なデータその1は、「原寸サイズPSDデータ」です。これは全ての画像の元となるデータなので、必須のデータなのですが、ストア配信にも直接使う事もあります。

私の場合は、このデータを使って「EPUBファイル」を作成します。

hizakitomoko.hatenablog.com

登録にEPUBファイルが必要なストアは「BOOK☆WALKER(BWインディーズ著者センター)」「楽天kobo楽天koboライティングライフ)」の2カ所です。

BWインディーズの登録に必要な表紙画像のサイズは「縦横の長辺の最大4500px。短辺は最低512pxのJPEGファイル」、楽天konoは「5M以下のJPEGまたはPNG」です。

この画像については、後述するKindle用に作成した画像を使い回します。

これで、2店舗の登録データが用意できました。

次に同人DLサイト用登録用のデータを用意します。

私が登録しているストア(DLsite.comDigiket.comメロンブックスDL)は、原寸PSDデータを送れば、PDFファイルを作成してくれるサービスがあるので、そちらを利用します。

登録にはその他に、紹介画像、アイコン、サンプル画像が必要です。

これらの画像は、以前は各店舗ごとに規格がバラバラだったのですが、現在はほぼ共通の規格になっています。そのため、一回作ってしまえば使い回すことが可能です。(Digiketのアイコンのみサイズが小さいのですが、縮小すればOKです。)

以上で、3店舗用のデータが用意できます。

合計5店舗用のデータの準備ができました。

その2・Kindle用のデータ

次に原寸PSDを縮小してKindle用のJPEG画像を作成します。

Kindle用の画像サイズは、表紙画像の作成において、画像の品質を最高にする際に推奨されるのが長辺を 2,560 ピクセルとなっているので、これ以下のサイズなら自由に決める事が可能です。どの端末のサイズに合わせたいのか、サイズの容量をどの程度にしたいのかなどを考えて、各自でご判断ください。

私の場合は今のところ高画質で作っていますが、ページ数が多い場合の容量のこともありますし、どのサイズがいいかはまだ決めかねているので、その都度判断をしています。そのため、Kindle登録用の画像データを個別に作成しています。

作業をもっと簡略化したい場合は、このKindle用の画像をWEBでも見やすいサイズにしておいて、他店舗の配信に使い回せるようにするという方法もあります。画像が準備できたら、Kindle Comic Creatorで登録用のmobiファイルを作成します。

また、私は利用したことがないのですが、kindle comic creatorはEPUBファイルのインポートも可能なので、さらに作業を効率化したい場合はそちらを使ってみる方法もあります。

これでKindleストア(一カ所)用のデータが出来上がりました。

その3・WEB観覧に適した画像データ

3つめに用意するのはWEB観覧に適したサイズの画像データです。

これは、プラウザ観覧が組み込まれているストアへの配信に使います。また、SNS等へのサンプルを投稿にも使用します。

サイズはWEBで見やすい大きさなら自由ですが、私は「ブクログのパブー」の画像の規格である「縦1024px、横724px」に合わせて用意しています。

この画像を使って「ブクログのパブー」そして、画像サイズの規格が特にない「note」に配信します。

これで2カ所用のデータの出来上がりです。

以上で、合計8カ所のストアへの配信データが用意できました。

あとは、各ストアへの登録作業を順次行って行くだけです。

以上が、私の電子書籍をマルチストア配信する時の方法です。はじめに書いたように、あくまで私の経験上やりやすいと思った方法なので、配信先やデータの作り方の違いなどで、参考にならない部分もあるかもしれませんが、一部分でも参考にになる事があれば幸いです。

おまけ:それでも面倒なら配信代行サービス!

この記事を読んでも「やっぱり面倒そう…」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな場合は「電書バト」「BCCKS」等のマルチストア配信代行サービスを利用するという方法もあります。ひとつのデータで、複数のストアへの配信手続きを代行してくれます。

個人では登録できないストアも配信先に含まれているので、より多くのストアに配信したいという場合にもおすすめです。

以上、電子書籍(漫画)のマルチストア配信攻略法でした!

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餅を斬れ!

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