お疲れ様です、陽崎杜萌子(ヒザキトモコ@hizakitomoko)です。今回は、LINEスタンプをオリジナル作品のプロモーションに使う方法について。
LINEスタンプを個人で制作して販売できることをご存知の方も多いと思います。
実は私も去年からLINEスタンプの販売を始めていて、現在18種類のスタンプを販売しています。
そのうち、オリジナルコミックを題材にしたものが4種類(kindle販売している作品に関するものが2種類)です。
私が実際に販売してみて感じたことや、スタンプの販売データを元にしてLINEスタンプの活用方法についてご紹介!
LINEスタンプはプロモーションに有効か?
そもそも、オリジナルコミックの宣伝にLINEスタンプは有効なのでしょうか? 私の場合は、Kindle本の売上が低すぎて、データが取れません((;´д`)トホホ…
スタンプの販売後1週間以内に1〜2冊売れた気もしますが、その前の月にも1冊ほど売れていたので偶然だと思います。
元々の数字が低すぎるので関連性を証明するのは不可能です。とはいえ、現時点でLINEのユーザー数は2億500人と公表されています。
ストアに並べば、多くのユーザーの目に触れることになります。
また、LINEスタンプは購入者だけではなく、購入者がスタンプを送信した相手にもイラストが見られる仕組みになっています。
仮に購入者が一人であっても、その人が千人にスタンプを送信すれば、千人がイラストを目にする事になります。
スタンプの購入後にすぐに電子書籍を買うということにはならなくても、たまたま電子書籍のストアを覗いていた時に、知っているキャラクターの漫画があれば、勢いでポチっとしてしまう可能性は十分にあります。
少なくとも、何もしないよりはキャラクターを覚えてもらえる可能性は高いと思います。
オリジナルコミックのLINEスタンプをDLしてもらうには
とはいうものの、DLされないことには始まりません。
たくさんDLされた方がプロモーションに有効なのは言うまでもありません。
私が実際に販売したオリジナルコミックのLINEスタンプの販売データを元に、DL数を増やす方法について考えてみたいと思います。
まず一番最初に販売したオリジナルコミック関連のスタンプです。
「名探偵れいこちゃん」
こちらの漫画のキャラクタースタンプです。
結論から言うと、このスタンプはあまり売れませんでした。
電子書籍というブログのテーマから逸れるのでここではスタンプ売上の具体的な数字は出しませんが、この後に出した、「水着と制服の女の子」というスタンプはこのスタンプの4倍の売上です。その他のスタンプの売上と比べても低い方の数値となっています。
原因は二つあります。
ひとつとしては、この作品が最初に作ったスタンプだったため、ノウハウが全くなかったことです。
もうひとつは、特定のキャラクターの色が強いスタンプは、よほどの有名キャラクターでもない限り不利だということです。
私が販売しているスタンプで一番売上の良い作品がこちらになります。
「制服ガール!」
普通の女の子をイメージして、キャラクター色を抑えて作りました。こちらは最初の月の売上が「名探偵れいこちゃん」の10倍近くとなっています。
……それじゃあ、オリジナルコミックのキャラクタースタンプは全然売れないのか!?というと、必ずしもそうではありません。
キャラクター色の強さで購入をためらう人が多いのは事実ですが、ノウハウである程度はカバーできると思います。
一番最近に販売開始したオリジナルコミック関連のスタンプです。
こちらは、まだリリースして一ヶ月たっていないのですが、現時点で「名探偵れいこちゃん」の最初の月の売上の2倍の売上となっています。
気をつけたのは、挨拶など日常で使いやすいスタンプを前の方に多く並べて、「配達屋さん」というキャラクターを活かしたスタンプを後ろの方に並べたことです。
また、漫画本編に出てこない季節のイラスト等もコスプレという形で(キャラクターは壊さない範囲で)取り入れています。
自分の漫画のキャラクタースタンプというと、どうしても漫画のストーリーやキャラクターの個性などを全面に押し出したくなってしまうと思うのですが、そこは控えめにさりげなく織り込む程度にして、「使いやすさ」を意識することで、DLされる機会が増えると思います!
せっかく作るのなら「漫画に出てくるセリフを叫ばせたい!」「漫画のシーンを再現したい!」という気持ちもあるかと思いますが、それは漫画がヒットした後のお楽しみに取っておきましょう!
オマケ:オススメのオリジナルコミックのスタンプ紹介
わたしの他にも、WEBコミックや電子書籍で展開しているオリジナルコミックのLINEスタンプを販売している作家さんが多くいらっしゃいます。
その中から、私が気になったスタンプをいくつかご紹介します。
LINEマンガ等で掲載されている、「キャノ鳥」(作者/きりつきさん)のLINEスタンプです。
漫画はデザイナーさんと編集さんを主人公にした作品で、スタンプも働く人には使いやすいイラストが多くあります。こういったテーマが明確に絞られているスタンプも使われやすいのではないかと思います!
こちらの漫画は現在は実日ブックスで「地獄のデザイナーさん」というタイトルで連載されています。
ブクログのパブー等で掲載されている「お嬢様はお年頃」(作者/岡崎シゲルさん)のLINEスタンプです。
とても可愛らしいスタンプで、キャラクターの表情が豊かで楽しいです。マンガ家の強みを活かして、ベタフラッシュやキラキラなど漫画特有の表現が多く盛り込まれていますが、友達との会話で使うと盛り上がりそうですね!
漫画ハック等で掲載されている「BUG」(作者/sacoさん)のLINEスタンプです。
可愛いキャラクター達の喜怒哀楽が描かれています。リアクションに使えるものなども多く、日常会話でとても使いやすいスタンプだと思います!
以上、独断と偏見で、WEBコミックや電子書籍のキャラクターのスタンプを紹介させていただきました!他にも、沢山の魅力的なオリジナルコミックのスタンプがあるので、ぜひ探してみてください!
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